第20節は大分トリニータに5−0の大勝、試合後には巻誠一郎の移籍報告がありました。クラブの人気選手が外国のチームへ移籍するとき、セレモニーで送り出すという例はこれまでも見たことがありますが、巻のケースは何だかコンサートみたいな盛り上がりっぷりでした。あらためてジェフのスターなんだなと思いました。 今回の巻の移籍について、クラブ側の対応に何となく冷たいものを感じたファンも多かったのではないでしょうか。新聞の記事をうのみにするわけではありませんが、火のないところに煙は立たないとも申します。そのあたりも含め、中断後のジェフについて振り返ってみます。 ■戦術的限界? ワールドカップ(W杯)の中断後、初戦はコンサドーレ札幌をホームに迎えてよもやの完敗を喫した。0−3のスコアとは裏腹に、ジェフはボールを支配して攻めていた。ただし、パスは回っていてもゴールのにおいはなし。札幌のカウンター戦法にまんまと