中谷 幸司(なかや こうじ) イプシロンロケットプロジェクトチーム、計画管理/ロケットシステム/ペイロードインタフェース担当(打上管制隊ではロケット班長代理) 私は、2014年4月にイプシロンロケットプロジェクトチームに異動してきました。しかし周りはよく見知った人たちばかりでした。なぜなら異動前の私は2013年9月14日にイプシロンロケット試験機で打ち上げられた「ひさき」(SPRINT-A)の開発・打上・運用を担当しており、内之浦での射場作業中に衛星班長としてイプシロンの皆さんと毎日のように現場で顔を合わせ打ち上げに向けた作業について議論していたからです。 SPRINT-Aの初期運用が終了し、衛星を研究者に引き渡すことができた後、「さて、次の仕事はなんだろう?」と思っていた矢先に、イプシロンロケットプロジェクトへの異動の辞令が出ました。これまでずっと衛星や探査機分野の開発を行っていたので、