大畠章宏国土交通相は26日の閣議後会見で、東北地方の高速道路を乗り降りするトラックの無料化措置を悪用し、常磐道水戸インターなどで高速を降りてから、東北とは関係のない地域へ走行している問題について「被災地域の復興のための施策であり、悪用しないでほしい」とトラック運送業界に協力を呼びかけた。 こうした悪用は、常磐道水戸インターのほか、東北道白河インターなどでも確認されており、Uターンするトラックが通学路等の生活道路に進入し、周辺地域の安全への影響も懸念されている。 大畠国交相は「同時に何らかの対応策を取れないか、関係部署に検討させているところだ」と述べた。 全日本トラック協会はこれに先立つ22日に、全国の各都道府県トラック協会に対し、「このような行為が横行すると、被災地の復旧・復興に携わっている事業者に迷惑をかける。事故が起こると無料化施策が取りやめになる可能性もある」などとして文書で協力を呼
衆院東日本大震災復興特別委で自民・額賀福志郎氏の質問に答える菅直人首相=国会内で2011年7月26日午前9時22分、藤井太郎撮影 菅直人首相は26日午前の衆院東日本大震災復興特別委員会で、衆院解散・総選挙の時期について「まずやるべきことは震災の復旧・復興と原子力事故の収束だ。私は(参院選との)ダブル選挙でいいと思っているが、その段階で4年間に政権がやったことを国民に問う時が来る。何が何でも早く解散というのは国民の気持ちとかなり離反している」と早期解散を否定し、13年夏の参院選との同日選が望ましいとの考えを示した。 民主党の09年衆院選マニフェスト(政権公約)の見直しに関し、自民党の額賀福志郎氏が「内閣総辞職か衆院解散で、国民との契約をやり直すのが筋だ」と追及したのに答えた。首相は「震災復興をやらなければならず、原子力事故も完全に収束しない中でそう言われるのは私には理解できない」とも述べた。
道路寸断福島・相馬地方 交通網整備 復興へ急務 福島県浜通り地方から福島市などへのアクセス改善が期待されている「阿武隈東道路」=相馬市山上 東日本大震災で交通網に大きな打撃を受けた福島県相馬地方で、高速道路や国道バイパスの早期整備を求める声が高まっている。福島第1原発事故で国道6号の一部が通れなくなっているほか、JR常磐線の復旧も進まず、震災から4カ月半が経過した今も孤立状態。地元市長らは「復興には交通網整備が不可欠だ」と口をそろえ、北の仙台市や西の福島市に向かうアクセス道路の早期整備を求めている。 相馬地方を含む福島県浜通りを南北に縦断する国道6号は、津波や地割れの被害に見舞われ、現在も一部で復旧作業が続く。さらに南相馬市原町区より南側は原発事故で警戒区域になり、通行禁止のままだ。 相馬市や原町区から、いわき市や首都圏へのアクセスは、福島市方面への迂回(うかい)が必要。いわき市の食品
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