信号機のない横断歩道を渡る歩行者と一時停止する車=津市栄町の津駅前で2024年11月28日午後0時18分、渋谷雅也撮影 信号機のない横断歩道に横断待ちの歩行者がいる際、一時停止する車の割合が三重県で大幅に増加している。日本自動車連盟(JAF)三重支部の調査によると、2019年の3・4%は全国の都道府県で最下位(平均17・1%)だったが、今年は過去最高の64・3%を記録、14位にまで躍進した。特別な理由があるのだろうか。 調査は8月7~28日に信号機が設置されていない県内2カ所の横断歩道で実施。JAF職員が歩行者を装い、実際に横断して車が停止する率を調べた。この調査は片側1車線の道路であることや道幅、一定の通行量など条件をそろえて16年から全国で行われ、都道府県別の数字は18年から公表されている。 全国1位は調査開始時からずっと長野で今年は87・0%、2位は石川の80・9%、3位は岐阜の75