東芝は最近、原子力事業でWH(ウエスティングハウス)の原子炉部門を買収して 6000億ほどキャッシュが出たし [toshiba.co.jp]、デジタル家電では HDDVDがブルーレイを駆逐できるか駆逐されるかの正念場なわけですよね。 さらに半導体部門では2006年度から3年間で1兆円の設備投資 [sijapan.com]を 行うことが決まっており、それ以降の工場新設計画も見ると、 [semicon-news.co.jp] 素人考えではそんなに投資余力が有り余ってる状況ではないんじゃないかと思うんですよ。 今、薄型ディスプレイパネルの実勢価格は年20~30% [bcnranking.jp]なんていう恐ろしい速度で下落してて、 SEDの出だしは数年前の予想よりも相当厳しいことになりそうですから、今後SEDの競争力を上げていこうと 思ったら東芝とキヤノンなんていう財務状況や経営方針が異なる2企業
キヤノン株式会社は、株式会社東芝と共同で設立したSED株式会社(資本金105億5万円)の東芝保有の全株を1月29日に買取り、完全子会社化すると発表した。今までSED株式会社の株式は、キヤノンが50%+1株を保有していたが今回の買取りが完了すると、株主構成はキヤノンが100%になる。なお、買取り金額などは非公開。 SED株式会社の現社長 福間和則氏は、出身元である東芝からキヤノンに移籍の上、引き続き社長を務める。東芝から出向している技術者については、キヤノンによるSEDパネルの単独事業化に向けての引継ぎ期間中は新たに締結する契約に基づいて出向を継続させる予定。 今回の決定について両社では、「キヤノンに対するSEDの技術に関連する米国訴訟の長期化が予想されることから、SEDテレビ事業の早期立ち上げに向けて両社で協議した結果、SEDパネルの事業をキヤノン単独で行なうことにした」と説明している
毎日新聞の記事によると、次世代ディスプレイとして期待されていた SED (表面電界ディスプレー)に関し、東芝が家庭向けテレビの生産を断念したと伝えられています。 詳細は見ての通りですが、東芝だけでなく共同開発しているキヤノンにとっても大きな後退、 待っていた我々にも残念な結果となってしまいました。なおキヤノンは今後も家庭向け生産を目指すとしています。 地上アナログ放送停止予定の5年後には、液晶とプラズマの画質が、SEDで得られると期待されているレベル以上に向上していることを祈りたいと思います。
キヤノンと東芝の共同開発によるSED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)だが、2007年1月に開催される2007 International Consumer Electronics Show(CES)に出展されないことが明らかになり、さらにその理由は米Nano-Proprietary社との特許訴訟問題に関連しているとの噂があるらしい。 SEDはNano-Proprietary社が特許を有するFED(Field Emission Display)に使われている電界放出現象を利用して実現されており、キヤノンはNano-Proprietary社とFED関連技術のライセンス契約を結んでいるのだが、その契約が東芝との合弁であるSED社にまで範囲が及ぶかどうかで揉めているようだ。 さて、来年の今頃は本当にSEDテレビがお目見えするのだろうか?
今年春に発売延期を発表。そして今回のCEATECで来年中の発売が発表されたSED。その可能性や素性の良さは誰もが認めるところだが、果たして本当に世の中に投入されるのだろうか? SEDブースに展示された55インチのSEDディスプレイは、平塚にあるSEDのパイロットラインにて、量産向けプロセスを用いて製造された初のフルハイビジョンSEDだ。 その出荷スケジュールを確認するとともに、初めて公開されたフルHD SEDの画質をリポートしよう。昨年のCEATECでインタビューに応じていただいた、東芝 SED開発・事業推進プロジェクトチーム事業企画担当参事の森 慶一郎氏のコメントを交えながらコラムを進めていきたい。 まず出荷スケジュールに関しては、「福間(SED社長)がアナウンスした通り」(森氏)というように、2007年12月に平塚工場で55インチフルHDパネルの量産を開始。2008年中に元は東芝のブラ
CEATECでの一般への実機展示も今回で2回目となり、新たに55インチサイズのカットモデルも展示。いよいよ来年春の発売に向け、パネル製造の現場もロングスパートをかける時期に入ってきた。 夢のデバイスと言われ、今でも実用化できる事そのものが「不思議なくらい」とまで言われるSED。現時点での開発状況について、東芝・ディスプレイ・部品材料統括SED開発担当参事の森慶一郎氏に話をうかがった。 来春発売予定の55インチパネルの生産を開始 ――まずは簡単に現在の開発ステータスをお話しいただけますか? 森氏: 現時点では当初の予定通り計画は進捗しています。パイロットラインでは、これまで36インチの試作パネルを中心に生産にあたってのノウハウやデータを収集してきました。一般に公開しているパネルも、やはり36インチでしたが、今回のCEATECでは初めて55インチフルHDパネル搭載試作機のカットモデルを展示して
東芝は5月31日、キヤノンと共同開発した表面電界ディスプレイ(SED)パネル量産工場の候補地を、同社姫路工場(兵庫県太子町)に決めたと発表した。今後2年間で総額1800億円を投じ、2007円1月から本格量産体制に移行する計画。 同工場がCRT製造ノウハウと半導体量産技術を持ち、国内外との物流拠点とのアクセスが容易なことから決めた。東芝とキヤノン、両社の合弁会社・SEDの3社で同工場の量産設備を整える。 量産に先立って両社は、キヤノンの平塚事業所(神奈川県平塚市)で今年8月から、50インチクラスのSEDパネルの生産を開始する。 SEDは、次世代ディスプレイとして注目されているFED(Field Emission Display)の一種。ブラウン管並みの応答性、色再現性を厚さ10ミリ程度の薄型テレビで可能にするなど、ブラウン管とフラットパネルディスプレイの長所をあわせ持つ(用語辞典参照)。 関
twintail曰く、"ZAKZAKの記事によると、キヤノンおよび東芝は、40型~50型のSED(Surface-conduction Electron-emitter Display; 表面伝導型電子放出素子ディスプレイ)テレビを今年末にも発売する予定だそうです。気になる価格は「液晶・プラズマディスプレイと対抗できる」とのことで、ブラウン管テレビと比べると高価なのは否めませんが、薄型テレビ市場で考えると飛び抜けて高いということはないと思います。 コンピューター用のSEDディスプレイについては触れられていませんが、発売するのでしょうか。気になるところです。" 両社は昨年9月に、共同でSED事業を立ち上げると発表していた。
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