コンピュータ科学専攻の米澤明憲教授に、オブジェクト指向技術に多大な貢献をした研究者・実践者に贈られる国際的な賞「ダール・ニゴール賞」が授与されることになった。この賞は、国際オブジェクト技術協会(AITO)より贈られるもので、米澤教授が1970年代半ばに世界で初めて提唱した「並列オブジェクト」という理論とその実践研究が高く評価された。日本はもとよりアジアの研究者に贈られるのは米澤教授が初めて。19日、本郷キャンパスの工学部11号館講堂で行われた記者会見で、「長年にわたって展開してきた研究が高く評価されて、とても嬉しい。一緒に研究してくれた、すでに国際的にも高い評価を受けている多くの元学生さんに深く感謝したい」と喜びを語った。受賞式は7月10日、キプロスで開催される「ヨーロッパオブジェクト指向会議 2008」で行われ、同日、米澤教授による受賞講演も予定されている。 コンピュータソフトウェアにお