──SLAMは、具体的にはどういった技術なのでしょうか。 曽根氏: 自分がどこにいるかを判断するローカライゼーションと、部屋のマッピングを同時に行うという方法論で、やり方はさまざまです。 マッピングを行うためにロボット工学の研究者が一般的に使っているのは(ネイト ロボティクスのBotvacシリーズが採用している)レーザーレンジファインダーですが、従来はすごく単価が高いのがネックでした。そこで多くのメーカーは壁などの障害物の情報やタイヤの回転数によって部屋をマッピングし、カメラで撮影した天井の映像によって自己位置を補正するというやり方を採用しています。ルンバも壁に近づくと減速するセンサーなどを搭載しているので、やろうと思えば技術的には可能です。 自分の位置をきちんと把握して動作するという意味では、非常にイメージしやすい機能だと思います。 ネイト ロボティクス「Botvacシリーズ」発表会の資
