宇都宮市は1日、次世代型路面電車(LRT)のJR宇都宮駅西側延伸について、2030年代前半の開業を目指す県教育会館までの整備区間(約5キロ)の停留場配置案を公表した。同駅西口のほか、東武宇都宮駅前など12カ所の停留場を想定。軌道建設に必要な国への特許申請は、駅西側の再開発と歩調を合わせ一体的に進めるため、当初の「2024年中」を先延ばしし、「25年度中」を目指す。 同日の市議会全員協議会で佐藤栄一(さとうえいいち)市長ら市執行部が説明した。西側の停留場はいずれも仮称で配置イメージとして提示。宇都宮駅東口停留場から、JR線の横断部を含めた教育会館前までに12カ所の停留場を置いた。JR宇都宮駅西口、東武宇都宮駅前、桜通り十文字には、路線バスなどと乗り換えられるトランジットセンターの機能を設ける方針で、24年度はこれらの案を基に市民や事業者、関係機関との協議を深めていく。 特許申請の時期見直しに