アメリカの銃規制は、どこに向かおうとしているだろう。バージニア州のピザ屋が始めたあるサービスが、問題の根深さを如実にあぶり出した。 コネチカット州の小学校銃乱射事件から2カ月。直後はカリフォルニア州などで銃の引き取りなど、規制に向けた動きが見られたが、バージニアビーチにあるピザ屋では先週末から、客が銃を店に持ち込んで店員に見せると15パーセントの割引を始めて大成功を収めている。現在客の8割が銃を持って店を訪れると言い、中には銃身が長いAK-47を持ちこむ客まで。店主のジェイ・レイズ氏は「客の中には『返って安心』と告げる人もいるほどで、不満は一つも聞こえてこない」と語り、好評につきサービスを3月まで延長すると発表した。これに対し乱射事件のあった町の住人からは「無神経に過ぎる」というコメントが出ている。 もっともこれは彼のオリジナルなアイディアではない。ユタ州のアイスクリーム店が同様のサービス