(CNN) 米ミズーリ大学で黒人の学生が人種を理由に差別されたと訴え、大学幹部の辞任を求めて抗議運動を展開している。同大アメリカンフットボールチームの黒人選手も運動に加わり、「要求が受け入れられるまでフットボール関連の活動には参加しない」と宣言した。 ミズーリ大学は白人の学生が圧倒的多数を占める。アフリカ系米国人の学生は、公の場で差別用語が公然と使われるなど人種差別が横行し、大学側に訴えても対応してもらえないと主張。同大の4つのキャンパスを束ねるミズーリ大学システムのトップ、ティム・ウルフ氏が対応を怠ったとして、辞任要求運動に発展した。 大学院生のジョナサン・バトラーさんはウルフ氏の辞任を求めて先週からハンストを展開。地元紙の報道によれば、ミズーリ州の当局者に宛てた書簡で「学生は不平等問題と障害に直面し、潜在学力を発揮できずにいる」と訴え、「ウルフ氏にはミズーリ大学の学風を前向きに転換させ
