今秋限りの廃止が決まった神岡鉄道。住民の足を支えた車両もトンネルも廃止後は一転、厄介者となる=岐阜県飛騨市の飛騨神岡駅 代替、撤去、負担ズシリ 鉄道の廃止が届け出制になった今日、若桜鉄道を廃止にするのは手続き上簡単だ。問題となるのは代替交通手段の利便性確保。並走する国道29号には路線バスが走り、鉄道利用客をすべてバスに代替しても数字上は支障がないように見える。しかし、廃止した場合には鉄道ダイヤを踏襲したバスダイヤ作成などでの利便性維持や、道路渋滞防止対策など社会的便益の確保、線路や駅舎の撤去や資産整理の負担が地元に重くのしかかる。廃止まで半年を切った今でも課題が山積する第三セクター「神岡鉄道」(本社・岐阜県飛騨市)の現状をリポートする。 ダイヤ踏襲困難 神岡鉄道の〇四年の利用者数は一日平均約五十人。全区間通し運転が七往復(十四本)で、利用客は一本あたり三人余りだ。鉄道廃止後の沿線の
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