1989年にアントニオ猪木が、ソ連のアマチュアレスラーを新日本プロレスのリングに上げたのに続き、1991年からロシア、ジョージア、リトアニアなど、旧ソ連のレスラー、柔道家、サンビストなどを次々と自身の団体リングスに上げていったのが前田日明だった。 プロの世界とは無縁だった旧ソ連の選手たちと前田はどのようにして関係を築いていったのか。そして1998年、自身の引退試合でロシアの国民的英雄であるレスリング五輪3連覇のアレキサンダー・カレリンとの一戦をどのようにして実現させたのかを語ってもらった。《NumberWebインタビュー第3回/#1、#2からつづく》