政府特使としてブラジル大統領就任式に出席した麻生太郎元首相が2日、産経新聞のインタビューに応じた。一問一答は次の通り。(ブラジリア 松尾理也) −−新大統領の印象は 「ルセフ大統領は以前から知っているが、優秀な行政官から政治家に急激に変化・成長しつつあるという印象だ。女性政治家として、後世に名を残す存在になるかもしれない」 −−ブラジルの勢いをどうみる 「世界の主要国として確固たる地位を占めたという自信が感じられる。民主主義国家でありながら、貧富の差を縮めることに成功したのは、驚くべき業績だ」 −−日本とブラジルの関係はどうあるべきか 「BRICsの中で、日本は中国に目を向けすぎているきらいがある。ブラジルは親日で、かつ資源を持っている国。日本はもっと目を向けて当然だ」