ソフトウェア開発において、ソフトウェア成果物(注1)の品質向上を目的に、その作成者が主体となって開催するレビューのこと。インスペクションに準じる公式なソフトウェアレビュー(注2)に位置付けられることが多い。 ウォークスルーは、レビューを希望する作成者が数人のレビューアを招集、成果物の内容を順に説明する形式をとる。それに対してレビューアは、説明を通じて対象を追跡・検証し、その誤りや矛盾、抜け漏れなどを指摘するというのが大まかな流れである。カジュアルなグループディスカッションから公式レビューまで、幅広いバリエーションが存在する。 ソフトウェア分野でいうウォークスルーはもともと、プログラムの机上チェックを指していたが、やがてレビュー対象やレビューア人数が広がり、より拡張された意味でも用いられるようになった。そのため、ピアレビューの同義語として使われることもある。 ウォークスルーの基本的な進め方は