紙と鉛筆で始めた卓上ゲーム 清水さんが初めてゲームをつくったのは、小学生のとき。友人と遊んでいた際、遊び道具を紙と鉛筆でゲームをつくったのが始まりだった。それから自分自身でさまざまなゲームをつくり続け、中学ではプログラミングにも興味を持った。ゲームをつくりたいという思いから、情報理工学部に進学し、デジタルゲームとともに、アナログゲーム製作にも力を注いだ。 ネットショッピングで商品を選んでいるときなど、日常の何気ない楽しさをゲーム製作のヒントにしているという。頭に浮かんだゲームを楽しんでいるシーンから、そのために必要な要素であるカードやルールを考えていく。そのルールを考えることが難しく、トライ&エラーの繰り返しでとても時間を要するが、それこそがゲーム製作の魅力であると語る。 「子供心を忘れない」それが清水さんのゲームづくりのこだわりだ。ゲームの世界では高く評価される「無駄がなく、美しい」とい