本作がデビュー作となる著者・奥野宣之さんにインタビューを敢行しました! 著者自身による本の内容の解説から、デビュー作にしてベストセラーとなったこの本を最初に手にとったときの印象など、 本の裏側までたっぷりお話を聞きました。PART1では、執筆の裏側について迫っていきます。 Q1:この本が奥野さんのデビュー作となるそうですが、この本を書くことになったきっかけを教えてください。 作家のエージェント業を行っているアップルシードエージェンシー社長の鬼塚さんから「企画書を作ってください」と依頼されたのが始まりです。複数あげた企画の中には、ノンフィクションから評論みたいなのまでいろいろあったのですが、日頃の問題意識や経験を生かして、特別な取材なしで書くことができるこの企画になったというわけです。企画書を渡すと数カ月で出版社を見つけてくれました。それがナナブックスさんです。 比較的、省労力で書けることに