神奈川発の中小製造業による航空宇宙部品調達コンソーシアム「まんてんプロジェクト」は25日、チェコの宇宙産業コンソーシアム「チェコスペース連盟」と航空宇宙分野での国際連携に向けた覚書に調印した。海外のコンソーシアムとの包括連携は初めて。欧州宇宙機関(ESA)に加盟するチェコを足がかりに、海外市場への進出を加速させる。 東京都港区のジェトロ本部で開かれた「第5回チェコ・日本技術デー」で、まんてんプロジェクトの運営会社JASPA(横浜市中区)の岡野光夫社長と、チェコスペース連盟のピーター・バレシュ会長が覚書に署名した。 内容は非公表だが、航空宇宙分野で包括的な相互技術協力で連携するという。岡野社長は「日本の中小製造業の技術は海外で高く評価されている。チェコとの連携は第1弾。大きな成果を出したい」と話し、海外のコンソーシアムとの連携を進める意欲を示した。 まんてんプロジェクトは2003年9月