南アフリカで行われているサッカーのワールドカップ(W杯)が注目を集めている。残念ながら日本代表は決勝トーナメント1回戦で敗退したものの、ハイレベルな試合に魅了され深夜までテレビにかじりつくビジネスパーソンも多いようだ。7月11日の決勝戦まで、この熱気は続きそうだ。 そんな中、気が早いことに2014年に開催されるワールドカップブラジル大会に熱い視線を送るのが、日立製作所である。 ブラジルでは大会開催に向けて、社会インフラの整備が始まっている。2016年にはリオデジャネイロで夏季五輪が開催されることも決まっており、社会インフラ整備に数十兆円規模の投資が見込まれている。都市間を結ぶ高速鉄道や、都市内の在来鉄道では、各国の有力企業が激しい受注合戦を繰り広げている。 日立は2010年6月22日に、三菱重工業と海外向け鉄道システム事業について共同で案件獲得に取り組むと発表した。その会見で、日立の鈴木學
