沖縄戦の悲惨さを伝える映像として、たびたび放映される「震える少女」について那覇市の81歳の女性が少女は自分であると名乗り出て証言を始めました。 専門家は「映像と証言をあわせて知ることで一般の市民が巻き込まれた沖縄戦の歴史を知ることができ、貴重な証言だ」と話しています。 「震える少女」は、沖縄戦の組織的な戦闘が終わる直前、アメリカ軍が本島南部で撮影したもので、震えながら道ばたに座り込む泥まみれの少女は、戦後、戦争の悲惨さを伝える映像として放映されてきました。 このたび、那覇市に住む浦崎末子さん(81)が映像の少女は自分であると名乗り出て当時のことについて証言を始めました。 浦崎さんは当時7歳で、姉と2人で逃げていた途中、1人だけになったところをアメリカ兵に見つかり道ばたに座らされたということです。 浦崎さんは「アメリカ兵がお菓子をくれようとしたが、毒が入っていると教わっていたのでもらわなかっ