年齢確認の厳格化などを盛り込んだ改正出会い系サイト規制法の施行から今月で丸3年。規制が強化された出会い系と入れ替わるように「ゲームサイト」や「プロフィル(自己紹介)サイト」などの「非出会い系サイト」を通じて子どもたちが被害に遭う事件が、全国同様、石川県内でも増えている。 県警は予防策として、「フィルタリング(閲覧規制)の完全実施を」と呼びかけるが、非出会い系の中にはフィルタリングの網にかからないサイトも多い。 「今度会おうか?」「じゃあ電話番号、書いて送るね」。金沢市の私立高校2年の女子生徒が、携帯電話向けの大手ゲームサイトに登録し、顔写真などのプロフィルを公開すると、いくつもの“声”がかかった。「この人なら大丈夫そうかな」。何度かのメッセージのやりとり後、互いの電話番号を交換。電話で話した印象で相手の人柄を見極め、会うかどうか決めるという。 女子生徒は過去に数回、こうした形で知らない男性