バミューダ諸島のデヴォンシャー・リダウト[1]のイラスト、1614年 ルドゥート[2](仏: redoute、英語では リダウト[3]、redoubtまたはredout[4][5]、イタリア語ではridotto)とは、要塞の主構築物[2]の外側を取り囲む、砲床を備えた守備用の小さな砦、または砦のシステムのこと。石や煉瓦で建造されることもあるが、土木工事で済ませることが多い[6]。 日本語訳は、方形堡(ほうけいほう)[7]、角面堡(かくめんほう)[8]、とりで[7][9]、要塞[7][9]、など。 ルドゥートは植民地時代、ヨーロッパの帝国の多くが軍事的戦略の一要素とした。その概念は中世からあったが、17世紀のヴォーバン式要塞で有名になった。しかし、20世紀になると、機動戦が主流となり、攻城戦の重要性は薄れた。 イングランド内戦中、砲撃から要塞を防御する目的でルドゥートが作られることが多かった