起業家の育成を目指して神山町で開校する私立の高等専門学校「神山まるごと高専」は、学費の無償化に向けて企業から寄せられた基金が、目標の100億円に達したと明らかにしました。 高専は、来月入学する1期生に加え、2期生以降の学費も無償化する方針を示しました。 「神山まるごと高専」は、起業家の育成を目指して神山町に設立される私立の高等専門学校で、来月、全国で19年ぶりの新設の高専として開校し、1期生44人が入学する予定です。 高専の理事長で、東京のIT企業の社長を務める寺田親弘さんは9日、オンラインで記者会見を開きました。 この中で、学費を無償化するための基金に対して、新たに、東京に本社を置く大手警備会社や精密機器大手など3社が資金の拠出を決め、基金が合わせて105億円に達したと明らかにしました。 そのうえで、来月入学する1期生に加え、来年の2期生以降の学費も無償化する方針を示しました。 寺田理事