CSRF 対策は One Time Token を form なりに付与して、サーバ側でチェックすれば良い。 それをデフォルトでサポートしてるフレームワークなどもあるし、なくてもライブラリでいくらでも対応できる。 どうせ完全にステートレスなサービスはなかなかないので、サーバ側に redis や memcache を用意するのも別に大変じゃない。 なので、 CSRF 対策として Token を付与するのは、最も安全で推奨できる方式ではある。 っていうのを踏まえた上で、もう SameSite=Lax デフォルトだけど、今でも Token 必須なの?みたいなのがたびたび話に出るので、いい加減まとめる。 前提 この話は、スコープがどこなのかによって話が多少変わるので、そこを絞る。 今回は Passive ではなく Active に対策していく場合を考えるので、前提をこうする。 SameSite=l
HTMXとは https://htmx.org/ HTMXは、JavaScript を記述せずに、Ajax通信や高度なUXを実現できるライブラリ。 軽量 で 高速 で、既存のサーバーサイドのフレームワークとシームレスなやり取りができる。また、AJAX通信の発火、フォームの送信処理、DOMの更新などを既存のHTML要素を拡張するだけで可能とする。WebSocketやSSEにも対応しているので、チャットアプリなどにも適している。 2023 JavaScript Rising Starsでは、 フロントエンド・フレームワーク部門で見事2位に輝いた!(一位はReact、全部門だとshadcn/ui) 似たような機能として、Ruby on RailsのHotWireがあるらしい。 2024年はHTMXがくると言われているぐらい世界で騒がれているのだが、あまり日本では流行っていない。以下はGoogle
読書の秋ですね。書棚を見ればその人がわかるといいますが、永和システムマネジメント アジャイル事業部でも運用している書籍購入支援制度で購入されている書籍をリストアップします。 この制度自体が運用し始めて長くなってきているため、直近の一年くらいに絞った内容です。メンバーたちがどのような書籍を購入しているか、読書の秋の参考にどうぞ。 Ruby JavaScript / TypeScript Rust Web データベース クラウド ソフトウェア設計 Linux 運用 その他 最も購入されていた書籍 (ESM Bookshelf of the Year 2022) 🥇 ★は複数人が購入。★★はその中でも購入が多かったタイトルです。 Ruby @kakutani フェローが絶賛翻訳中の『研鑽Rubyプログラミング β版』がよく購入されており、特に昨年の Kaigi on Rails での @kak
Ruby 3.2 から WASI ベースの WebAssembly がサポートされるということで、すでに Preview 版も公開されています。 この記事は、正直 WebAssembly とか WASI とかよく分かっていない1人間がブラウザ上で Ruby を色々動かしてみる記事です。とりあえず動けばいいという感じなので、おそらく無駄な記述も多いかと思います。ご了承ください。 作るもの テキストボックス等に記述された任意の Ruby スクリプトをブラウザ上で動かして、その実行結果を得られるようなもの。 要するに RubyOnBrowser とか TryRuby とかの二番煎じを作りたいのです。 とりあえず Ruby スクリプトを動かす ruby.wasm の github 上に Quick Start (for Browser) が載っているので、まずはこれをほぼそのまま。 <html>
Intro Fetch API の実装が広まり、 IE もリタイアを迎えたことで、今後忘れ去られていくことになるだろう XMLHttpRequest について。 どのように始まり、どのように広まり、どのように使われなくなっていくのか。その間に残した多大な功績を残す。 XMLHttpRequest の始まり この名前は非常に長いため、通常 XHR と略される。 この API は、現在の Web API のように W3C/WHATWG による標準化を経て策定された API ではない。 Microsoft によるいわゆる独自実装の API として始まり、後追いで標準化される。 したがって、 Web API の中でもかなり異質な命名である XHR が、 XmlHttpRequest でも XMLHTTPRequest でもなく XMLHttpRequest である理由も、 Microsoft の命
ラッコツールズはちょっとした便利なWebツールを提供するサイトです。「ユーザー登録なし」「直感的に使える」「サクサク動く」Web系のツールを中心に、多様なジャンルを展開していきます。追加・改善の要望どしどしください!
インターネットの父、村井純氏 田中邦裕氏(以下、田中):よろしくお願いします。ここから60分間、登さんと村井先生という、濃いキャラを2人お迎えして、どのように進めていこうかと、悩ましいところですけれども、最大限お二人の魅力を引き出していきながら、けしからん話をしていければなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 では、最初に自己紹介を軽くしていただければなと思います。お二人のことはみなさんすでにご存じかと思いますが、村井先生から軽く自己紹介いただいてよろしいでしょうか。 村井純氏(以下、村井):慶応大学の村井です。今日はちょうど「WIDE(WIDEプロジェクト)」の合宿をやっていて、そこからここへ来たので、髭も剃っていないし(笑)、WIDEの合宿の時はガッと(予定を)ブロックしているので、けっこう久しぶりにいろいろな話がじっくりできる時だと思います。 今日はこのシャツを着てきまし
ユーザに対して、そのユーザ名のサブドメインやメールアドレスを払い出すWebサービスがあります。 しかし、特定のサブドメインやメールアドレスは特別な用途で使われているものもあります。そのようなサブドメインやメールアドレスを一般ユーザに払い出してしまうと危険です。 現在、IETFでは仕様上利用用途が決められている、それらのラベルをとりまとめる「Dangerous Labels in DNS and E-mail」というdraftが提出されています。 今回はそれを眺めていきます。 (あくまでIETFの取り組みであり、仕様上定義されているものをとりまとめています。クラウドサービスや特定ベンダーで特別利用しているものは現在含まれていません。) サブドメイン ここでとりあげるサブドメインは、利用用途が決まってるため一般ユーザに払い出すべきではありません。(例: mta-sts.example.com)
もう10日以上経つが6/10の深夜に電撃的にWeb5が発表された。Twitterで「Web5」の文字やミーム画像がぞろぞろ流れ始めてきたときは冗談だと思ったが、スライド資料*1を読み進めるといったいどこで笑えばいいんだろうと困惑が大きくなる一方だったくらいに、本気の内容で驚いた。 一部の間ではこれはガチだとすぐに騒ぎ始めたが戸惑っている人たちも多そうだった。まだWeb3ですら一般認知されだしたばかりというタイミングで「4」を飛ばしていきなり「5」だ。そりゃあそうだというところだが、どうもWeb5にすぐに反応できた人たちというのは既存のWeb3になにかしらの違和感を抱いていた人たちだったらしい。ウェブのアーキテクチャ、経済思想、ビジネス構造など、どこに違和感を持っていたかによっても刺さっているポイントが違くて、いろいろな観点があるなあと感心しきりだった。 今回発表された内容は基本的にシステム
はじめに こんにちは。バックエンドエンジニアの小笠原です。 今回は、2022年2月18日から2022年3月4日にかけて発生していたこちらの障害に対し私達開発チームが実施した、session.cookieで定義しているCookieのkey名を変更するという影響範囲の大きい対応について、実施に至るまでの経緯や対応過程についてご紹介したいと思います。 ショップオーナー向けに掲載していたお知らせの内容 背景 全ては iOS14.5から端末識別子の取得に同意が必要になったことから始まった ことの発端は、iOS14.5以降からIDFA(端末ごとに持つ固有識別子)の取得に端末所有者の許可が必要になったことでした。 この変更は、端末所有者側から見ると情報の活用範囲を自身で管理できることでよりプライバシーに配慮されるようになった良い変更と言えるでしょう。 一方で、広告出稿側から見た場合は拒否をしたユーザーの
Web APIの設計、開発、運用についての解説書。APIは設計次第で使いづらいものになってしまうだけでなく公開後の保守運用も難しくなってしまいます。そのためAPIを美しく設計することがとても重要です。本書では「設計の美しいAPIは、使いやすい、変更しやすい、頑強である、恥ずかしくない」という考えのもと、APIをどのように設計し運用すればより効果的なのか、ありがちな罠や落とし穴を避けるにはどういう点に気をつけなければいけないのかを明らかにします。ターゲットは、URIにアクセスするとXMLやJSONなどのデータが返ってくるシンプルなタイプ――XML over HTTP方式やJSON over HTTP方式――のAPIです。読者は、Web API設計の考え方と手法を知ることができます。 はじめに 1章 Web APIとは何か 1.1 Web APIの重要性 1.1.1 APIでの利用を前提とした
この本の概要 本書は,Web開発やインフラ運用におけるWeb関連技術の基本知識と重要なテーマを初心者でも理解できるよう,図解でわかりやすくまとめた1冊です。TCP/IPやHTTPなどのプロトコル,HTMLなどのフォーマット,Webサーバー,プロキシサーバーなどのサーバーなど,Web技術全般について取り扱っています。これからWeb技術を学ぶ人から,すでに現場で活躍中のエンジニアまで幅広い方々に役立つ1冊になっています。 こんな方におすすめ Web技術全般の基本を理解したい人 1章 Web技術の概要 1-1 Web技術とは 1-2 インターネットの誕生 1-3 Webの誕生 1-4 Webページが表示されるまで 1-5 Webシステムを構成する重要な3要素 2章 Webを支えるネットワーク技術 2-1 プロトコルとは 2-2 プロトコルの標準化 2-3 階層化・OSI参照モデル 2-4 イーサ
dioxus は Rust のGUIアプリケーションフレームワーク。 React を模した仮想DOM の APIで、 desktop アプリや wasm 吐き出しができる。 公式チュートリアルは desktop 版だったのでブラウザ版を探したら、たどり辛いところにあった。 Setup # rust や cargo のセットアップは略 $ cargo install trunk $ rustup target add wasm32-unknown-unknown # 公式ドキュメントになにもないが、 cargo add コマンドは cargo-edit が必要 # rust ユーザーなら常識かもだが、久しぶりなので知らなかった… $ cargo install cargo-edit # bundler として trunk というビルダーをインストール $ cargo install --lo
HTML チュートリアル HTML の基本 HTML 入門 HTML 入門の概要 HTML を始めよう ヘッド部には何が入る? HTML のメタデータ HTML テキストの基礎 ハイパーリンクの作成 高度なテキスト整形 文書とウェブサイトの構造 HTML のデバッグ 評価課題: 手紙のマークアップ 評価課題: コンテンツのページの構造化 マルチメディアとその埋め込み マルチメディアとその埋め込みの概要 HTML の画像 動画と音声のコンテンツ object から iframe まで — その他の埋め込み技術 ウェブへのベクターグラフィックの追加 レスポンシブ画像 評価課題: Mozilla のスプラッシュページ HTML の表 HTML の表の概要 HTML の表の基本 HTML 表の高度な機能とアクセシビリティ 評価課題: 太陽系の惑星データの構造化 リファレンス HTML 要素 <a>
現代のアプリケーションエンジニアは、UIやデータ処理、開発言語、プラットフォームの仕様や癖だけでなく、サーバやネットワークについても、上から下まで、表から裏まで広く知ることを求められます。本書は「ブラウザ」に関連し、インターネットで使用されるさまざまなネットワーク技術をまとめたものです。HTTP/2.0やWebRTCなどの最新技術、WebSocketやXMLHttpRequestなどのブラウザAPI、そしてそれらの土台となるTCPやUDPやトランスポート層についてまでを幅広くカバーします。本書はカバーする技術範囲の広さを「パフォーマンス」という軸に沿って説明します。また改善前後の性能・速さを可能な限り具体化し、それぞれの場面においてのパフォーマンス改善幅を示します。ネットワークのデータリンク層からアプリケーション層、そして過去から近い将来までをまとめた本書は、インターネットにかかわるすべて
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