◇「市民」の名、惜しむファンも--命名権のマツダ「責任重い」 09年春にオープンする新広島市民球場(南区)の呼び名に「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」が選ばれた。命名権(ネーミングライツ)の取得企業が5日、自動車メーカーのマツダに内定した。50年余りも「市民球場」の愛称に親しんできた市民からは、さまざまな声が聞かれた。【宇城昇、井上梢】 選考作業は9月末に設置された選考委員会で進められた。メンバーは、委員長の古川隆・同市社会福祉協議会会長、大田哲哉・広島商工会議所会頭、松田元・広島東洋カープオーナーら10人。 選考委は応募があった2社の内容を項目別に客観評価した。企業の適格性(30)▽名前のふさわしさ(20)▽命名権金額(50)の100点満点。マツダは金額で優位に立ち、風力発電などによるエコ球場化の推進▽100万人来場ごとに福祉車両を社会福祉団体へ寄贈▽球場内にマツダ・広島