なにやらムツカシそうなタイトルですが、中身はそれほどでもないです。簡単に言うと、 複雑なデータがたくさんあるデータベースから、どれだけ速く類似検索できるか というものです。あんまり簡単にならなかった… 今回は、このテーマを実現するために以下の手法を使いました。 たくさんのデータを高速に扱うために:空間索引技法 複雑なデータを高速に扱うために:空間射影技法 これらを使って動画像から取り込んだ 64,000 枚の画像データに対して実験を 行った結果、線形探索法(シラミ潰し法)と比べて平均 30 倍、通常使われる 条件下でなら 100 倍を越える高速化が実現できました。 類似検索とは? 空間索引とは? 空間射影とは? 問題点など 参考文献 論文概要のページへ ●類似検索とは? 類似検索とは、サンプルから一定の距離内にあるデータをデータベースから 持ってくることです。たとえば、点Pから距離d