先週のIT業界の話題といえば、マイクロソフトのビル・ゲイツ会長の“引退”。まだ50歳だというのに、2年後にビジネスの第一線から退くなんて、どういうことよ、と思っていたら、別の意味で「どういうこと!」というニュースが目に止まった。経産省主導でGoogle対抗の検索エンジンを開発するというもので、やはり先週末の記事だ。うーーん、思考停止・・・。 思考停止のままでは困るので、話を進める。ゲイツ引退の話では、かなり強引だが、6月17日付の日本経済新聞、『米IT「世代交代」加速』という記事が面白かった。ゲイツ会長と同じく50歳で、あのLotus Notesの開発者であるレイ・オジー氏にCTO(最高技術責任者)の座を譲ることが、なぜ世代交代なのか、といった野暮なツッコミはよそう。この記事の真意は、IBM型からマイクロソフト型へ、マイクロソフト型からグーグル型へ、というビジネスモデルの世代交代を言いたい