ユダヤ風アーティチョーク。ローマのユダヤ人地区の料理。深鍋に熱したオリーブオイルでじわじわと揚げたアーティチョーク。花弁の先端部分は芯が硬くて普通は食べないのだが、こうして食べると揚げた鮭皮のようにパリパリと食べることができる。 ドライフラワーのような、というよりも、まさにドライフラワー。春の料理なのにまるで秋のような料理。長い歴史をもつローマのユダヤ人の料理をつまみながら話した内容はサイードのOut of Placeだった。場違いであるこの私をいつか認めるようになった、というあの一節。
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