(CNN) 米同時テロから9年目に当たる9月11日にフロリダ州のキリスト教会がイスラム教の聖典コーランの焼却集会を計画している問題で、アフガニスタン駐留米軍のペトレイアス司令官は6日、そのような集会が実施されればアフガン駐留米軍にとって「重大な問題につながりかねない」と批判する談話を発表した。 談話の中でペトレイアス司令官はコーラン焼却集会について「駐留部隊、さらにはアフガニスタンでの取り組み全体を危険にさらしかねない」と指摘した。 コーラン焼却を計画しているのはフロリダ州ゲインズビルの教会「ダブ・ワールド・アウトリーチ・センター」。イスラム教が脅威を投げかけていると主張し、その脅威に対する警告として集会の開催を予告した。 これに対してペトレイアス司令官は「(イスラム武装勢力の)タリバーンはまさにそうした行為を利用しており、アフガニスタンのみならず、われわれがイスラム社会とかかわっている世
アフガニスタン駐留外国部隊の死者数を独自集計している民間ウェブサイト「アイカジュアリティーズ」は6日までに、ことしの外国部隊の死者数が500人に達したと発表した。 反政府武装勢力タリバンの掃討作戦は泥沼化しており、最悪だった昨年の521人を上回るのはほぼ確実な情勢。 駐留米英軍などはことし2月から、南部ヘルマンド州で大規模なタリバンの掃討作戦を開始。6月には外国部隊の月間死者数が102人を記録し、2001年の米軍によるアフガン攻撃開始以来初めて100人を超えた。7、8月もそれぞれ88人、80人と続いている。 8月には01年以来の死者数が2千人を超え、現在は2068人となっている。(共同)
アフガニスタンで反政府武装勢力に拉致、監禁され、4日解放されたフリージャーナリストの常岡浩介さん(41)は5日夜、自身の短文投稿サイト「ツイッター」で、関西空港を経由し羽田空港に6日夜到着することを明らかにした。 常岡さんは犯人について、反政府武装勢力タリバンでなく「現地の腐敗した軍閥集団」とし、タリバンになりすまして日本政府をゆすっていたと記した。 拉致した武装勢力について、アフガン治安当局はタリバンと断定していたが、カブールの日本大使館はグループの帰属はまだ明確でないとしている。 5日夜にアフガンを出国した常岡さんは、経由地のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに到着したことをツイッターで報告。「ご心配くださった皆さま、本当にありがとうございました」と謝意を伝えた。(共同)
インターネットの内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」に流出し、公開された米軍機密文書に同軍に情報提供したアフガニスタン人の氏名が掲載されていた問題について、アフガニスタンの首都カブール(Kabul)の大統領官邸で記者会見を開いたハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領(2010年7月29日撮影)。(c)AFP/Yuri CORTEZ 【7月29日 AFP】インターネットの内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」に流出した米軍機密文書の中に、米軍や北大西洋条約機構(NATO)軍に情報提供などで協力したアフガニスタン人の氏名が含まれていたことが発覚し、同国のハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は29日、「個人の生命を脅威にさらす非常に無責任で、衝撃的な行為だ」と批判した。 ウィキリークスで公開されたのは、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン
【イスラマバード=四倉幹木】パキスタン南部で先月、拘束された隣国アフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンのナンバー2、アブドル・ガニ・バラダル師が拘束前、アフガンのカルザイ政権と和平について秘密裏に交渉していたことをアフガン政府高官が17日、朝日新聞に明らかにした。カルザイ大統領は拘束の報に激怒したという。 バラダル師はタリバーンの最高指導者オマール師に次ぐ幹部で、拘束は米国などにとって大きな成果とされているが、タリバーンとの和平を目指すカルザイ政権は逆に不信感を募らせており、米国との溝があらわになりつつある。 カルザイ大統領とバラダル師はアフガン南部の同じ部族の出身。高官によると、部族の長老の仲介で大統領の使者とバラダル師が数回、接触した。バラダル師は政権との交渉に前向きで、和平の条件などについて話し合ったという。高官は「バラダル師は他のタリバーン幹部には相談せず、独自の考えで我々と
【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタンで増加し続けている自爆テロ事件で、実行犯の6割以上が身体障害者だったことが、カブール大学医学部のルサフ・ラドガリ准教授(32)の調査でわかった。障害者の多くが地雷や不発弾の爆発で手足を失った住民とみられ、武装勢力タリバンが、社会的弱者の障害者を自爆犯として利用している実態が明らかになった。 准教授は2年前から、カブールを中心に自爆テロの実行犯の遺体80体を独自に検分。うち65%に当たる52体が、手や足、指などが自爆前から欠損している身体障害者だった。 准教授は現場に残された義足や歩行補助具の流通ルートを調べ、うち1件は06年、カブールの援助団体が中部ロガール州で地雷被害に遭った男性に贈ったものであったことも突き止めた。 タリバンは「米軍の空爆による犠牲者の遺族が、(志願して)自爆している」と主張している。准教授は「手足などを失い失業して貧困に陥った障害
インタビューに応じるアディル・シャー容疑者=9日、ジャララバード、四倉写す 【ジャララバード(アフガニスタン東部)=四倉幹木】アフガニスタン東部で日本のNGO「ペシャワール会」(本部・福岡市)の伊藤和也さん(当時31)が先月末、拉致、殺害された事件でアフガン当局に逮捕、拘束されているアディル・シャー容疑者が9日、朝日新聞の単独取材に応じた。動機について「金目当てだった」と政治的な意図を否定し、拉致から殺害までの状況を明らかにした。 同容疑者は先月26日、伊藤さんを拉致した4人組のうち唯一、逮捕された。拘束されているジャララバードでメディアの取材に初めて応じた。 同容疑者によると、自身は隣国パキスタンの首都イスラマバード近郊で生まれ、地元のマドラサ(イスラム神学校)に通っていた。年齢は「21歳ぐらい」。タクシー運転手の父親は、拉致現場に近い地域出身のアフガン難民だという。 先月初めか
アフガニスタン東部ナンガルハル州で6日、米軍ヘリが結婚式会場を空爆し、新婦や女性、子どもを含む23人が死亡、少なくとも5人が負傷した。米軍は空爆で武装勢力を殺害したとしている。アフガン地元メディアが伝えた。 当局者によると、武装勢力が5日夜、付近の検問所を襲撃。米軍主体の多国籍軍が6日朝、勢力が潜伏しているとの情報を得て、山岳地帯で空爆したという。誤爆の可能性がある。 4日には東部ヌリスタン州で、米軍ヘリが民間人の乗った車両2台を空爆し22人が死亡しており、AP通信によると、カルザイ大統領が6日、誤爆の可能性があるとして調査を命じた。(共同)
2007年7月28日、カブール(Kabul)の内務省内で記者会見を行うアフガニスタン出身のデンマーク人ジャーナリスト、Nagiebullah Khajaさん。(c)AFP/MASSOUD Hossaini 【7月29日 AFP】アフガニスタン出身のデンマーク人ジャーナリスト(当初はドイツ人と伝えられていた)、Nagiebullah Khajaさんが28日、カブール(Kabul)の内務省内で記者会見を行った。Khajaさんはパキスタンとの国境に接する東部クナル(Kunar)州の民家でタリバン勢力によってアフガニスタン人通訳とともに拉致されたが、イスラム教徒であったことから身柄を解放されたという。(c)AFP/MASSOUD Hossaini
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