オーストラリア南部の砂漠に着陸した、はやぶさのカプセル(白いパラシュートの左。ヘリから撮影)=宇宙機構提供 【ウーメラ(オーストラリア南部)=本間雅江】宇宙航空研究開発機構は13日深夜、小惑星探査機「はやぶさ」の耐熱カプセルがウーメラ付近の砂漠に着陸したのを確認した。 カプセルには、小惑星「イトカワ」の砂などが入っている可能性があり、空輸されて18日にも日本へ到着する予定だ。 カプセルは日本時間13日午後11時7分ごろ、着陸した。同夜、研究者が豪空軍のヘリに乗り、上空からカプセルを確認した。断熱材が既に外れ、直径30センチほどの大きさになっている。 着地点が先住民アボリジニの聖地のため、カプセルを運び出す許可を先住民から得たうえで、研究者らが14日午後、回収に向かう。 空輸後、神奈川県相模原市の宇宙機構の専用施設で、約2週間かけて慎重に開封される。砂が入っているかどうかは、9月ごろまでに分