上位3位の作品に共通しているのは、ネットフリックスがほとんどマーケティングや宣伝をすることなく公開に至ったことだ。これは驚きかもしれないが、ネットフリックスは2010年にオリジナルコンテンツ、特に映画の制作を始めた頃から、この戦略を採用してきた。 上半期のランキングは、この戦略が明らかに効果的だということを証明している。ネットフリックスのトップページは、人が集まり井戸端会議をする「ウォータークーラー」のある場所になっている。最もホットなランキング上位の作品が並び、トップには最新リリース作品のバナーが掲げられ、それを見たユーザーはとにかく再生ボタンを押すように促される。考えるのは後だ。 この充実したトップページのおかげで、ネットフリックスはオリジナル作品のプロモーションに巨額を投じる必要がない。ユーザーはいずれにせよアプリで作品を見つけるのだから、公開前にあえて盛り上げるような宣伝をする必要