「神話がビジネスに役立つ!」とか言われても、どこの電波かと思うわけです。 しかしガチで言っているひとたちは少なくない。 たとえばベストセラーになった神田昌典の『全脳思考』や、勝間和代さん()が推薦帯を書いていたダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト』(大前研一訳&絶賛でもある)では、ジョーゼフ・キャンベルの神話論がビジネスに使えると主張している。 神話論は第一線のコンサルやマーケッター御用達! ほんとかよ(白い目)。 常識的には「人類が古来から使ってきた物語のパターン、語り方はプレゼンに使えます」とかせいぜいが「こういう選択をすればこうなる」みたいな成長戦略のシナリオ・プランニングに神話学が分析してきたプロット制作、ストーリーテリングの技法が使える、というのが常識的に許される範疇の解釈ではなかろうか。 だけど、参照先がキャンベルなのがカウンターカルチャーとビジネスの関係をさぐる(勘ぐる)上では