概要 人月(person-month)とは、作業量(工数)を表す単位の一つで、1人が1か月働いた作業量を1としたもの。業務や事業の工数を測ったり見積もったりする際によく用いられる。業務の受発注金額を1人月あたりの価格で表したものを人月単価という。 「人数×月数」の意味で、ある作業に従事する人員の数と、月で表した1人あたりのプロジェクト従事期間の積を表す。1人で1か月かかる仕事の量が「1人月」で、10人で6か月かかれば60人月(10×6)、100人で半月かかれば50人月(100×0.5)となる。 1人の1か月の作業量はフルタイム勤務の従業員を想定して1日8時間×20日間(計160時間)とすることが多いが、より少ない時間数が用いられたり、正確な営業日数を元に算出する場合もある。関係者間で認識に齟齬が生じないよう、こうした算出基準は注記しておいた方がよい。 人月で作業量を表すには、従事する人員の