9月21日・金曜日の夜、「新潮」編集部から電話がかかってきた。おかしいな、と思った。今月は締め切りがないはずなんだが。イヤな予感がした。おれは、少しの間ためらった後、電話に出た。案の定だ。「新潮45」問題について書いてくれ、というのである。確かに、おれは、その問題についてツイッター上で少しだけ発言をした。それだけだ。面倒くさいし、何のためにもならない。一晩考えさせてくれ、といっておれは電話を切った。でも、おれは引き受けることになるだろう、と思った。「面倒くさくて何のためにもならないことは引き受けろ」は、高橋家の家訓なのである。 書くことを引き受けてすぐ、「新潮45」の休刊が決まった。この問題については、考えなければならないことが多すぎる。休刊の是非、雑誌や出版社、あるいは著者のあるべき姿、休刊の直接的な原因となったであろう小川榮太郎氏の論文の問題点、当該特集号の各投稿それぞれが抱えている異
つぶやかれる一太郎 新製品などで一太郎の話題があがると、その存在が驚きをもってつぶやかれる。そんなエピソードから始まる物語は、最新バージョンの「一太郎2018」についての知られざる開発秘話をライトノベル風に仕立てた小冊子です。 9月に大阪で開催された同人誌などの展示即売会「文学フリマ」でも出品され、ネット上でも話題を呼びました。 執筆したのは、ソフトウェア会社「ジャストシステム」(本社・徳島市)の一太郎開発チームのメンバー。その一人、佐々木孝治さん(48)が、背景を明かしてくれました。 ――まず、このストーリーを執筆することになったきっかけを教えてください 「最初は、技術者や開発者向けに、新製品の紹介冊子を作っていました。ただ、今回の一太郎2018は、小説や同人誌などの執筆・冊子作成のための新機能に強くこだわっていたものなのです。だから、何かおもしろい試みができないかと。どうせなら本を一冊
宇野ゆうか @YuhkaUno 「公」の感覚がある人なら、自分がその絵を好きか嫌いかに関わらず、判断できるけど、「公」の感覚がない人にとっては、批判が来たら全部「それは相手個人の『お気持ち』だ」ってなるでしょうね。で「批判するのはこの絵が嫌いだからだろう!」って思うんでしょうね。 2018-10-13 22:19:22
突然ですがこれ、どこのラーメンだと思いますか? 実はそばのチェーン店「ゆで太郎」の中華そば(390円)なんです。 2017年12月に登場し、おいしいと話題になりました。 ネットサーフィンをしていたら、このラーメンに天ぷらを入れた画像も発見。 「ゆで太郎」のホームページをみてみると、どうやら最近は売り上げの方も絶好調なようです。 yudetaro.jp この「ゆで太郎」なんですが、毎月のように新店舗オープン情報が掲載されるんです。 ただの立ち食いそば店かと思っていたら、全国にチェーン店を増やして……「ゆで太郎」に今、なにが起こっているのか? もう、「ゆで太郎」が気になって仕方ない私、ライター半澤は「ゆで太郎」への取材を敢行することにしました。 ゆで太郎システム本社を直撃取材 今回は「ゆで太郎」チェーンの多くの店舗を運営する「ゆで太郎システム」本社を直撃。 ご対応していただいたのはこの方です。
自傷、自殺に関する情報が掲載されています。お悩みや困りごとがある場合には、公的な支援窓口への相談をおすすめします。情報を見る
菅井七段、まさかの錯覚 将棋は怖い。 使い古された言葉ではあるが、本当に将棋は怖い・・・。改めてそうつぶやかざるを得ないような事件が、10月18日夜、関西将棋会館で起きた。トップクラスの棋士である菅井竜也七段が、なんと反則負けをしてしまったのだ。 この日は東京と関西(大阪)の将棋会館にわかれて、B級1組7回戦の対局が一斉におこなわれていた。 将棋界の根幹を為す順位戦制度では、ただ1人の名人(現在は佐藤天彦名人)を頂点として、その下に10人で構成されるA級が存在する。そのもう1つ下のクラスが、B級1組だ。A級と比較してもさほど遜色のない13人が一年をかけて、総当たりで対戦する。 7回戦の中の一局では、橋本崇載八段(34歳)と菅井竜也七段(26歳)が対戦した。 橋本八段は数多くの名パフォーマンスで知られる、将棋界の人気者である。かつてはA級に在籍していたことからもわかる通り、その実力は定評があ
「『水滸伝』は、梁山泊に集まった108人の豪傑が皇帝をとりまく佞臣(ねいしん)たちをやっつける痛快な話と受け取られがちですけど、実はどんな英雄でも権力には勝てない、という物語なんです」と言って戦中派の感慨を込めつつ『悲華水滸伝』を書いたのは、杉本苑子さんだった。 一方、中国でも清代に陳忱(ちんしん)が後日談として『水滸後伝』を書いているが、それでもまだおさまらない作家が、とうとう『新・水滸後伝』を書いた-田中芳樹である。 本書巻頭には水滸伝百八星一覧表が記され、『水滸伝』完結時に生き残った者の名前の上には黒丸がある。その数僅か33人。 発端は、その梁山泊の残党の一人、阮小七(げんしょうしち)が、行きがかり上、ある役人を殺してしまったことから逃亡の身となったこと。世の中は、かつての仲間たちと大暴れしていたときのように汚吏がはびこり、各地で梁山泊の残党が、再び蜂起しはじめる。男たちは、それぞれ
今週のはじめ、ツイッターのタイムラインに不思議な画像が流れてきた。 バドミントンのラケットを持つ女性の写真を中央に配し、その上に 障がいは言い訳にすぎない。 負けたら、自分が弱いだけ。 という二行のキャッチコピーが大書してある。 写真の右側には 「バドミントン/SU5(上肢障がい) 杉野明子」 と、写真の人物のプロフィール情報が記されている。 東京駅に掲出されていたポスターで、制作は東京都だという。 一見して困惑した。 五輪パラリンピックを主催する自治体である東京都が、公的機関による障害者雇用の水増しの問題がくすぶり続けているこの時期に、あえてこの内容のポスターを制作して世に問うた狙いが、どうしてもうまく飲み込めなかったからだ。 本題に入る前に、「障害」「障がい」というふたつの表記について、私なりの基準を明示しておきたい。 この件については、2013年の当欄に書いた記事の中で比較的詳しい説
<サムソン高橋×能町みね子「新潮45」対談 vol.3> 「新潮45」8月号の杉田水脈衆議院議員の寄稿と、彼女を擁護する「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」という10月号の特集。 「新潮45」の公式サイトを見ると、謝罪はおろか、「休刊のお知らせ」すらもなく、大問題となった小川氏の記事が掲載された最新号(そして最終号になった)にかける編集長の意気込みが掲載されたままです(2018/10/17現在)。 LGBT当事者でもある、ゲイライターのサムソン高橋さんと、出生時の性を男性から変えた女性のマンガ家・エッセイストの能町みね子さん。契約結婚を前提に夫婦(仮)として生活中のおふたりに、この騒動についてうかがった対談もいよいよ最終回。 新潮社の振る舞いのダサさ、杉田水脈議員の寄稿文のトンデモぶりを指摘した前回に続き、今回はLGBT当事者たちの様々な意見について語ります! サムソン高橋(以下、サムソ
今年のノーベル医学生理学賞に京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授(76)が選ばれた。報道では研究成果が紹介される一方で、「妻の支え」が強調されたものも。なぜ、ノーベル賞では妻も注目されるのか。 「僕は家族のことは細かいことはタッチせず、典型的な亭主関白として研究に邁進(まいしん)してきた。そうさせてくれた家族にも感謝したい」。受賞決定翌日の10月2日、京大で開かれた会見で、本庶さんはこう語った。傍らには、妻の滋子さん。自身も大学時代、生化学を学んだという。「ずっとここまで主人を支える側に回ってきました」「主人が受賞する結果になり、私としてもうれしく、家庭を支えたこともしょうがなかったかな、という思い」と応じた。
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