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２．測量で使う各種座標系 第１回基準点測量の概要「２．位置を表す仕組み（座標系）」及び第２回測量の基準面において、既に述べたところがあります。重複する部分がありますが、測量で使う各種座標系について述べて行きたいと思います。 古い時代の不動産登記法による地積測量図は、平板測量によりました。地積測量図は、他の地積測量図の位置関係とは無関係に、その図だけに適用する位置の基準に基づいてつくられました。この座標系は「任意座標系」と呼ばれることがあります。少し範囲が広い場合、適当な場所に「原点」をつくり、磁石によるおおよその「北方向」を基準にした「局所水平座標系」と呼ばれるものもありました。任意座標系又は局所水平座標系では、距離は鋼巻尺及び角はセオドライトで正確に測られる場合があり、図の面積及び形状はかなり正確に測量されていました。 公共測量等が十分普及していなかった時期に、国家基準点に基づく測量が困
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