衆院から衆院議員全員に割り当てられた電子メールの送受信に著しく時間がかる障害が起きていることが23日、分かった。大量の迷惑メールが送られているためだが、発信元や目的は不明だという。参院側でも19日に同様の障害が生じ、問題を起こしているとみられる迷惑メールの受信を拒否する対策を取った。 衆院情報化推進室によると、障害が発生したのは22日午後から23日にかけて。衆院議員のアドレスあてに無差別に数万通規模の迷惑メールが送られ、サーバーの処理スピードが低下。メールの受信に1、2時間かかるなど業務に支障をきたしたところが出ている。 迷惑メールは英文で、グリーティングカード(あいさつ状)を表示するホームページにアクセスを促すなどの内容。英文であってもなりすましメールの可能性があり、海外から送られたものかは判断できないという。