IP著作権/NHK受信料/地デジの“三題噺”を読み解く さて、地上デジタル放送だが、携帯のワンセグ以外には、あまり芳しい話題がないように感じる。ここに来てIP放送の著作権問題、NHK受信料義務化(税金化?)、地上デジタル放送(アナログ放送廃止)といった一見して、ばらばらにように思える問題が一斉に動きを見せ始めた。これは何を意味しているのだろうか。 テレビ放送の送出手段については、IPだろうが、アナログ波だろうが、所詮、番組を家庭まで届けるための土管に過ぎないと以前の回で書いた。先日、文化庁はこのIP放送について、現行テレビ放送の「同時再送信」は、著作権として「放送」の範疇で処理可能とする見解を出したのだ。つまりIPを利用した放送「有線役務利用放送(インターネット回線を利用したテレビ放送)」において、テレビ局の放送をそのまま流す場合は、これは通常のテレビ放送と同様と見なすと言うことだ。お