現在、公開中のアカデミー賞作品『ノーカントリー』の劇場用パンフレットにコーエン兄弟とトミー・リー・ジョーンズのインタビューを書いています。 さて、『ノーカントリー』を観た人ならいくつかの疑問があるでしょう。 特にNo Country for Old Menというタイトルの意味と、 ラストのトミー・リー・ジョーンズが語る夢の意味は気になるでしょう。 今日はそれについてちょっとお話します。 警告! もちろんネタバレになっています。 No Country for Old Menは、アイルランドの詩人W・B・イェイツ(1865〜1939年)の詩「ビザンチウムへの船出」の冒頭の引用です。こんなふうに続きます。 それは老いたる者たちの国ではない。 恋人の腕に抱かれし若者たち 樹上の鳥たち その唄と共に、死に行く世代たち、 鮭が遡る滝も、鯖にあふれた海も、 魚も、肉も、鶏も、長き夏を神に委ね 命を得たも
作品賞1位に輝いた映画『キサラギ』 - (C) 2007「キサラギ」フィルムパートナーズ 日本最大のアクセス数(2008年1月現在、コム・スコア調べ、トップ25のプロパティより)を誇るYahoo!JAPANの映画コンテンツ、Yahoo!映画が「勝手に日本映画賞」の受賞結果を発表した。 このランキングは、Yahoo!映画で、映画の感想などを管理するMyムービーという機能を利用してユーザーが作成したランキングを集計した結果から決まった賞。ユーザーのダイレクトな意見を反映した結果だけに、一部の審査員が決定する賞とは違い、いままで発表されてきた数々の日本の映画の賞とはまた違った結果になっていて興味深い。 作品賞の1位を受賞したのはなんと、佐藤祐市監督、小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、ドランクドラゴンの塚地武雅、香川照之という人気、実力を兼ね備えた5人が繰り広げるハイテンションな会話劇、映
ずら〜っと有名所の監督が名を連ねたこの映画。 各監督が語るテーマは「時」。一瞬であり、永遠であり・・・。 「人生のメビウス」「イデアの森」まとめて、監督別で短い感想、いきます。 ・アキ・カウリスマキ 10分でやりたい事やったらこうなった、という感じ。 10分では、あの間は使えないんでしょうね、流石に。それでも、空気は出てました。 で、全部観て思ったんですが、これだけ「時」がテーマだと思えないんですよね。ま、ひねくり回した解釈すれば、理解できない事もないんですが。 ・ビクトル・エリセ 時代背景がわかんないので、細かい描写の意味がわからず・・・。 多分、第二次世界大戦開始云々、だと思うのですが・・・。 ・ヘルツォーク 人間の「今」という時間をテーマにした映画。 でも、退屈・・・。 ・ジャームッシュ 単純に10分という時間を上手く使っていておもしろかったです。 ・ヴェンダース これも単純です。こ
【FT】「金を見せろ さもないと」 トム・クルーズ契約打ち切り (1) 2006年8月28日(月)09:25 トム・クルーズvsパラマウント ・トム・クルーズについて(goo映画) ・パラマウント ホーム エンターテインメント ジャパン ・Paramount Pictures (フィナンシャル・タイムズ 2006年8月25日初出 翻訳gooニュース) ジョシュア・チェイフィンとマシュー・ガラハン 米メディア大手バイアコムは昨年、業績不振にあえぐ傘下のパラマウント・ピクチャーズ再生のために、大物プロデューサーのブラッド・グレイを会長兼CEOに迎え入れた。その際バイアコムは、グレイがいかにハリウッドのクリエーターたちと太いパイプを持っているか、さかんに強調していた。 クリエーターたちとつながりが強い。これはパラマウントのトップにとって大事な経歴と思われた。パラマウントはハ
■暑く薄曇りなのに日差しを感じる妙な日。五月中旬だというのに夏か。日光アレルギーの相馬氏は大丈夫だったろうか。訪問二件。 ■数日来続いた議論は収束の方向に向かっておりますな。ところで、A渡辺さんのコメント この意見に各論として、「対象がLDの子ども」で、「学ぶ対象が器質的に困難さがある学習項目」と付け加えたら話は違って、報われない苦労を子どもに強いる結果となるのが目に見えているので私は不同意です。自信を回復する「学び」は他に求めるべきだと。 ですが、基本的には同意します。ただ、思考実験では、子供自身が他の点から学びにたいする自信を回復させて行った後に器質的に困難さがある学習事項も何とかならないかと思いはじめた時を想像してみたりします。この場合は人が自分の限界を受け入れていくことにつき合うことになるのでしょうが、イギリスなんかで行われているLDの子への個別学習計画ではどうなっているのか、調べ
米国メジャースタジオがついにインターネットでの新作映画のダウンロード販売を開始する。これまで、インターネットでの配信に本腰を入れてきたとはとても言えない立場を貫いてきたハリウッドメジャーがなぜ今となって方向転換をしたのだろうか? 日本未公開映画を自宅で? 3月31日。14年前に封切られて、米国だけではなく日本でも話題になったシャロン・ストーンとマイケル・ダグラス主演の「氷の微笑」の続編「Basic Instinct 2」が全米で封切られた。前作に引き続きシャロン・ストーン主演の全世界一斉封切り映画ということで、様々なメディアで取り上げられてはいるものの、日本では「公開予定なし」という。 Basic Instinct 2は日本の男性誌などでは「2006年、見たい映画ランキング」の上位に入っているが、ハリウッドで聞いた話だと、春休み恒例の「まんが祭り」と相変わらずの韓流ブームに押されて上映館を
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