台北に、「猫好きが海外からも訪れるカフェ」があると聞いた。 日本ではドッグカフェなど多数あるし、キャットカフェも少しはある。ただこれらは、「自分のペットを連れていく」のが主流なのに対し、ここは10匹くらいの猫がゴロゴロ気ままに過ごしているというではないか。 台湾師範大学近くの静かな路地にある「極簡カフェ」(ジージェンカフェ)が、それだ。 実際に、足を運んでみると、間接照明の落ち着いた店内は、神保町などにもありそうな雰囲気のカフェ。だが、そこここに、猫の絵や猫の小物が飾られていて、椅子の背もたれはかなりボロボロ。ヤツらが思うさま爪をといでいるのが、ありありとわかる様子である。 そしてもちろん、本当に猫がいる。カウンターで寝てる猫や、アンプの上で心地よさそうにのびてる猫、トイレ脇のカゴの中で寝てる猫……。 たまに、気ままに外に散歩に行く猫もいて、それでも地元のお客さんたちは、特に気にかけるふう