現状のネット広告では、これまでの消費者行動における「記憶」に変わって「検索」が重要な役割を果たしている。2007年のネット広告市場規模は媒体費4,591億円、広告制作費1,412億円、合わせて6,003億円(推計)。だがこれは米国のネット広告市場規模の1/4でしかなく、日本のネット広告市場規模はまだまだ広がり得る、と著者は語っている。本書は、広がりつつあるネット広告の現状をまとめた一冊だ。 単純なロゴバナーから始まったネット広告も、広告配信サービス、アフィリエイトやリスティング広告、さらに動画広告やバーチャルワールド広告などへと、多種多様に広がりつつある。一言でリッチコンテンツ広告といってもいろいろな種類があるのだ。 これだけさまざまな広告が増えてくると、わかっているようで言葉面しか知らない広告手段も出てくる。説明しろと言われたら窮するものもあるだろう。というわけで、ネット広告に関心がある