アーセナルのニクラス・ベントナーが、バルセロナのチャンピオンズリーグ(CL)敗退を決めるゴールを決めようとした瞬間、ハビエル・マスチェラーノが伸ばした足がボールを突いた。試合終了間際のあのシーンは、バルセロナファンにとって、網膜に焼き付いて生涯離れないだろう。 チームを救ったあのプレーが、バルセロナにとって決定的な意味を持つものだとしたら、それは先日頭を丸めたグラディエーター(剣闘士)にとっても同様、いやそれ以上に、キャリアで初めて体験した決定的なプレーだったと言える。そして今後もマスチェラーノは、カタルーニャのチームでキャリアを築いていく中で、同様のプレーを見せていくことになるかもしれない。 昨夏、バルセロナがリバプールに払った2200万ユーロ(当時のレートで約23億5000万円)の移籍金については、多くの人々が「高すぎる」と言い続けてきたが、今では大半の同意を得るようになった。今季