振り返ってみれば、「W41CA」は多くの点でトレンドを先取りしていた。 まず、デザインの柱になっている“スリム”は、言うまでもなく今年後半から来年にかけて注目されるトレンドだ。今となっては厚さ22ミリは群を抜く薄さではないが、W41CAは回転2軸液晶や207万画素カメラ、GPS、LISMO、赤外線、FMラジオ、おサイフケータイまで搭載した当時のフルスペック機。多機能・高性能なのにスリムなのだ。 しかも“使いやすい”。スリム化と同時に横幅も49ミリまで切りつめられ、手のひらに収まりやすくなった。波打つようなタイル状のキー、ユーザーがカスタマイズできるデスクトップ、整然とそれでいて分かりやすく配置された各ファンクションなど、使ってみてうならされることは何度もあった。個人的には、全体的なサクサク感と「#」キーの長押しで点灯できるライトもうれしい。 「2.6インチ液晶」と「見やすいフォント」も、ト