中国との間を往来して商売をする金チョルクォン氏のおじのK氏は、東海(トンヘ)沿いのある大都市の保安署(警察署)の幹部だ。軍で10年間勤務し、保安署に入ってからは、忠誠と清廉を原則として暮らし、昇進を続けた。しかし金はなく、妻が「あなたも他の人たちのようにワイロをもらっちゃいけないの?」と言うほどだった。 そのように暮らしていたK氏が、数年前から完全に変わってしまった。彼は最近、生活の半分は保安員、半分は貿易事業家だ。事務室には、日本と連絡を取るファックスも備えた。スポンサーは他にいて、日本から入ってくる品物を売る人もいる。彼のすることは、問題になりそうなことを自分で処理し、取り締まりを防ぐことだ。利益の50%以上は彼のもの。愛人も数人いる。 K氏は、金氏の家族に、「おまえも、自分で稼いで暮らせ」と事業資金を貸し、中国渡江証を発給した。K氏のおかげで、取り締まりで商品が没収されることもない。
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