チリのパラル近郊にあったコミューン「コロニア・ディグニダ」に最初に入植したドイツ移民らの写真(2016年1月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/Claudio Reyes 【4月27日 AFP】ドイツのフランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)外相は26日、ナチス・ドイツ(Nazi)の党員だった小児愛者の男がチリで運営していたコミューンに関する文書の機密指定を解除すると発表した。このコミューンでは長年虐待が行われていたほか、軍事政権の拷問施設としても使われていたとされ、外相はドイツ政府が虐待防止などの努力を怠ったと認めた。 文書の機密指定が解除されるのは、チリの首都サンティアゴ(Santiago)から南に約350キロ離れた僻地にあったドイツ移民のコミューン「コロニア・ディグニダ(尊厳のコロニー、Colonia Dignidad)」。元ナチス党員