同じ釜の飯を食うことを忘れた日本企業、そしてガラパゴス化が進む「ニッポン丸」は、グローバル化が進む世界で生き残れるのか。オルタナティブ・ブロガーの森島秀明氏が、海外進出に失敗しかけた日本企業を例にとって解説します。 (このコンテンツはオルタナティブ・ブログ「こんなところにも、グローバリゼーション2.0」からの転載です。エントリーはこちら。) 今週は「APECだ、TPPだ」ということで、ニュースなどでも経営のグローバル化に関する特集が増えている。11月9日は、「NHKニュース 『日本企業の人材流動化(現地人の登用)』」、「TV東京 『ガイアの夜明け――中国進出工場でのスト回避』」と、立て続けに2時間見た。その感想が表題である。 『中国進出工場でのスト回避』では、問題を生じている企業の工場における 現地労働者用の食事がまずい一方、日本人幹部は別室で旨いものを食べている 日本人管理職は、労働者に