「メーヴェ」をモデルにした小型飛行機の試験飛行。開発者の八谷和彦さんが操縦する=7月21日、北海道滝川市のたきかわスカイパーク(八谷さん提供) 7月21日、たきかわスカイパークで試験飛行する「メーヴェ」をモデルにした小型飛行機。ことし9月まで、飛行条件が良い滝川市で地上3m以下の飛行を繰り返す。実績を積み、国土交通省航空局の許可を得られれば、地上約200mを飛ぶのが目標だ 宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」に登場する飛行装置「メーヴェ」をモデルにした小型飛行機が、北海道滝川市で試験飛行を重ねている。パイロットは開発者でメディアアーティストの八谷和彦さん(48)。世界にただ一つだけの、カモメのような白い機体は、平和への願いを乗せ、空に舞い上がる。 7月下旬、滝川市のたきかわスカイパーク。「キーン」という鋭いエンジン音を上げた機体がゆっくりと滑走し始めた。バランスを取りながら走ること20