設備が整っていないことを理由に、希望する奈良県下市町立下市中学校への入学を認めないのは不当として、車いすで生活する同県立養護学校中等部在籍の谷口明花さん(12)と両親=下市町=が同中学校への入学許可を求めていた訴訟で、町側が、町教委に仮の入学許可を義務づけた奈良地裁の決定を不服として即時抗告していたことが2日、分かった。即時抗告は1日付。 【関連記事】 ・ 障害理由に町立中学校入学拒否 奈良地裁が入学許可 ・ 脱線事故から旅立ち 負傷の女子大生卒業 ・ 京都・木津川の重度障害児、市立小入学へ 1万人超の署名結実 ・ 発達障害児への支援 環境整備の動き広がる ・ 児童扶養手当を不正受給 札幌の男性に返還請求