香川、徳島、愛媛3県の四国遍路の休憩所などで、外国人排除を呼びかけるような紙が相次いで貼られていたことが10日、分かった。各地の法務局や四国4県が調査を始め、11カ所で計18枚を確認。徳島県警などは軽犯罪法違反に当たる可能性もあるとみている。 張り紙の多くははがき大で「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」「最近、礼儀しらずな朝鮮人達が、気持ち悪いシールを、四国中に貼り回っています」などと書かれ、「日本の遍路道を守ろう会」という団体名が記されている。 四国遍路では、韓国人女性(38)がお遍路に挑戦しながら外国人向けに道案内ステッカーを貼る活動をしており、この女性を中傷したものとみられる。 香川県内の札所寺院の男性僧侶(66)は「遍路文化を理解し、海外に伝えていく行動を中傷するような行為で、恥ずかしいことだ」と話した。