18、19日に実施した朝日新聞の世論調査で、政府が今夏までに始める方針を示している東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について賛否を聞くと、「賛成」51%が「反対」41%を上回った。21年5月と2…
自民党の高市早苗前総務相は8日、総裁選への立候補を表明した記者会見で、東京電力福島第一原発で保管が続く汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出について、「風評被害を広げる可能性がある。そのリスクがある限り放出の決断はしない」と述べた。政府は4月13日、「処理水」を海に放出する処分方針を決定。政府と東電が放出の具体的な方法と風評被害対策の準備を進める中、高市氏は菅政権とは異なる見解を示した。 処理水放出について問われた高市氏は「処理水の放出(方針決定)は大変驚いた」とし、2015年に政府が福島県漁連に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と約束した文書の出し主が、当時経産相が海外出張のため一時的に代理した総務相だった自身の名前になっていたと説明。「経産省の職員は総務省に来てないし、私も文書を見ていないが、政府が福島の漁業関係者に約束をした文書です」と述べた。 その上で高市氏は「私の名
環境相退任前日の10日、記者会見で東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水浄化後の処理水をめぐり「思い切って、(海洋に)放出して希釈する他に選択肢はない」と発言しました。処理水については経済産業省の小委員会で議論されており、所管外について発言するかは正直、悩みました。退任会見のために準備したメモにも処理水のことは触れませんでした。 ただ、どこかのタイミングで誰かが言わないといけない。記者から環境相としての1年の振り返りを求められ、国益や国家のために役に立つことを言わないといけないと思い、発言を決意しました。何事も1つブレークスルー(突破)するには必ず反発などが起こります。覚悟の上ですよ。 福島第1原発敷地内の処理水の保管用タンクは数年後には満杯になる。昨年秋、福島第1原発の約900基の保管タンク群を目の当たりにしました。処理水の問題をどうするか、大臣としての仕事の合間に職員や専門家から意見を
1984年、福島県いわき市生まれ。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在、同博士課程在籍。福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。専攻は社会学。学術誌のほか、「文藝春秋」「AERA」などの媒体にルポ・評論・書評などを執筆。 著書に『漂白される社会』(ダイヤモンド社)、『はじめての福島学』(イースト・プレス)、『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)、『地方の論理 フクシマから考える日本の未来』(同、佐藤栄佐久との共著)、『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)『「原発避難」論 避難の実像からセカンドタウン、故郷再生まで』(明石書店、編著)など。 第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞。 大震災から2年目の「今」を見つめて この3月で東日本大震災から丸2年が経つ。被災地の報道も極端に少なく
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