3月1日、Life is Tech ! の主催で教育とテクノロジーの祭典「edu×tech Fes 2015」 が開催された。4番目のプレゼンターとして登壇したのは、2005年に創業し、その年の12月に世界初のミドリムシの食用屋外大量培養に成功した株式会社ユーグレナ 代表取締役の出雲充氏だ。「ミドリムシが地球を救う」で活動を続ける出雲氏が、自身の経験とその経験から今、若者に共有すべきことを語った。 10億人にミドリムシ5粒を届ける 出雲氏の原体験は、自身が高校時代に訪れたバングラデシュにある。バングラデシュは、世界で最も人口密度が高く、半分近い人は一日の所得が1ドルで生活する最も貧しいと言われる国の一つだ。 それまで食糧問題は「飢え」からくるものだと思っていた出雲氏。1998年の8月、NGOグラミンバンクのインターンシップとしてバングラデシュに訪れたとき、考えを改めることになる。 どの村に
飢餓は食べ物が足りないから起こるのではない、という事実。 どうやら原因のほとんどは、私たちが作り出しているようです。 食べ物が十分にある世界 増えている穀物生産量 いま、世界の飢餓人口は約7億3500万人※1。11人に1人が飢餓に直面しています。 これは食べ物が足りないからではありません。なぜなら、毎年世界では、約27億トン※2の穀物が生産されていて、もしこれが世界に住む80億人に平等に分配されていれば、1人当たり年間337キログラム以上食べられることになります。日本人が実際に食べている穀物は、年間150キログラム※3。世界では穀物に加えて野菜などが生産されていますし、在庫があることを考えれば、すべての人たちが十分に食べられるだけの食べ物は生産されています。 ※1 国連食糧農業機関(FAO)(2023年) ※2 Food Outlook、国連食糧農業機関(FAO)(2022‐2023見込み
<原文> 12 Myths About Hunger Institute for Food and Development Policy Backgrounder Summer 1998, Vol.5, No. 3 http://www.foodfirst.org/pubs/backgrdrs/1998/s98v5n3.html 飢餓は神話ではなく現実だ。しかし神話が飢餓を温存させている。 今日少なくとも7億人が食糧不足に苦しみ、毎年1,200万人の子どもが死亡している。 なぜ、飢餓はなくならないのか? 私たちはどうすれば良いのだろうか? この問いに答えるためには、まず今まで飢餓について教えられてきた固定概念を白紙に戻すことだ。根強くはびこる「神話」から自らを解放して初めて飢餓問題の本当の原因を理解することができる。そこから初めて飢餓問題の解決に取り組むことができるのだから。 神話その1
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