「記憶に残るブック&マガジン」(ビー・エヌ・エヌ新社) 編集・インタビューを手がけた深沢慶太氏は、STUDIO VOICE編集部を経て、現在Numero TOKYOやAXIS等で活躍中のフリーエディター&ライター。 ビー・エヌ・エヌ新社から、編集者に迫る書籍「記憶に残るブック&マガジン -時代を編集する9人のインタビュー集- 」が発売された。 さて、編集者とは何だろう?深沢氏は「編集者とは、本や雑誌を作る担当職のこと…だけではないのだ。印刷物に限らず、ウェブや広告、TV番組の企画はおろか、新語や流行をも作り出してきた自作自演の仕掛け屋。(本文より)」と言う。編集者は常に時代を先取りし、自分が楽しい、新しいと思ったものを読者に伝える伝道者。それは時に誰かの価値観すらもひっくり返してしまうこともある。 この本に登場するのは、いずれも独自のビジョンを持ち、人々の記憶に残る雑誌や書籍、プロジェク